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開催!雲仙温泉地区IP全体計画を改善する会

堀口治香

2025年5月23日、雲仙温泉地区のインタ―プリテーション全体計画(以降IP全体計画)を改善する会が開催されました!雲仙温泉地区の宿泊施設の方や自然ガイド、大学生など合わせて33名が参加されました。

雲仙温泉地区のIP全体計画↓

2022年に作られ、丸3年経ったこの計画。使っていくと、追加が必要な項目や、分かりやすくイラストをいれた方がいいなど、改善が必要な点が見えてきました。

↑バリバリ逆光で写る「雲仙温泉地区 雲仙温泉をもっと好きになるSTORY」

今回の会は、より実用的な冊子にしていく為に、計画の紹介と改善の意味を込めて3部構成で開催しました!今後も定期的にやっていく予定です。

第1部 IPなぜなにトーク

第1部は、「そもそもIP全体計画ってなに?」と思う参加者のために、20分ほどの解説と紹介を行いました。ただ、講義形式の一方的な話を聞くのではなく、長崎大学の経済学部生と協力して、対話方式でIP全体計画の紹介を行うことになりました。

↑長崎大学経済学部生×雲仙温泉地区のトークセッション

協力してくれた大学生はIP全体計画に触れてまだ日が浅く、IP全体計画について何も知らない人と立場が近いです。大学生が台本を考案、質問を投げかけ、雲仙観光局のスタッフや、雲仙温泉の自然ガイドさんが答える形で進みました。


↑トークの様子を図示しながら同時進行でスクリーンに流しました。

対話方式でのIP全体計画の紹介も、リアルタイムの図での解説も初の試みで、緊張しながらの進行でしたが、言葉だけの紹介よりも伝わりやすかったのではないかと思います。

第2部 IP全体計画の活用現場を実感しよう

第2部は、現在IP全体計画がどんな風に活かされているのかを実感する時間です。一同は室内を飛び出して、雲仙温泉の自然ガイドである市来さんによる「雲仙地獄ツアー」を体験しました。

↑出発地点は雲仙地獄の入口、50周年広場。

↑なぜ雲仙に地獄があるのか?所々にあるクイズに場が和みます。

↑雲仙温泉IP全体計画に書かれている歴史や自然情報を落とし込んだ、エンタメ溢れるガイドでした。市来さん、ありがとうございました!

第3部 話そう!あなたならIP全体計画をどう使う?

50分間しっかり雲仙地獄を歩いて体も温まり、「IP全体計画ってこんな感じか」となんとなく感じられた所で、最後はグループごとに話し合っていただきました。テーマは3つ。

・あなたならIP全体計画をどう使うか。

・今のIP計画に付け加えたいものはあるか。

・修正したい文言はあるか。

↑ぞくぞくと書き始めるところもあれば、話に花が咲くところも。

↑同じ地区で働いていても、なかなか会わないと初対面の人たちも。自己紹介も含めて話が盛り上がります。

↑自由に話して、紙に書いていただき、貼り出してもらうことにしました。

最終的に、貼り出された項目は80個ほどありました!

作り上げたと思った計画でも、まだまだ改善の余地や新たなアイデアが出ます。

参加者で共有します。

(参考写真)アイデアたち

出たアイデアをどう反映して改善していくのか、事務局側で整理をして、お知らせすることになりました。これからの動きを見ていただくために、参加者の任意参加のLINEグループを作成して、解散の流れとなりました。

改善する会の意味とは

そもそも、IP全体計画の加筆修正自体は、事務局と有識者で粛々と進めていけばいいのかもしれません。確かに、多くの人の貴重な時間を割いてまでやるのは手間だと言われれば、難しいところです。

しかし、この計画は、地域の本来持っている魅力を留めた、地域にとって有効な資料であり、あらゆる人が活用してこそ真価を発揮するものです。必要な所には集まっていただき、できるかぎり多くの地元の人の目に触れ、存在を認識していただきながら、これからも定期的に見直しと活用を図っていきたいと思います。お忙しい中集まってくださった参加者の皆様ありがとうございました!

反省会では、良かった点と同じくらい反省点、課題も出ました。次回に活かして進んでいきます!

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