うんぜんよもやま交流会 Vol.2 ーリピーターって、誰?ー
白濵えりか
うんぜんよもやま交流会とは?
「雲仙のデータと暮らし、ビジネスとまちづくりを、ゆるやかにつなぐ会」として、雲仙で働く人、暮らす人、地域を支える人に話を聞きながら、我々観光局と地域の人たちが一緒に雲仙のこれからについて考える交流会です。
テーマは観光やビジネスだけに限りません。
地域メディア、工場、交通、子育て、防災、地質など、普段は観光と直接結びつけて語られにくい話題も取り上げていきます。
また、観光局が一方的に教える勉強会ではなく、参加者と一緒に聞き、考え、「なるほど!」を持ち帰っていただける会になればと考えています。
今回の議題「リピーターを考える会」
今回は「リピーターを考える会」として、雲仙市来訪者アンケート等を元にデータを収集した訪問回数、満足度、再訪意向、消費額、属性、来訪目的、自由意見等をまとめた資料を手に取りながら、話をしていきました。
このアンケートは雲仙市が毎年約1300件ほどのデータを、4年以上継続的に収集しているものです。
まずは一通り資料に目を通し、気になったことや気付きを挙げていきました。
参加者でペアを組み、付箋に書き出しながら整理。そして、そこから想定するリピーター像(ペルソナ)を作成しました。それぞれのペアで着目している点が異なり、面白い気付きもたくさん出てきました。
資料を見て気になったこと、気付いたこと・仮説
・初回訪問から2~4回目にかけて、継続来訪へつながる壁があるのではないか
・5回目以降や10回以上来訪している方は、毎年季節ごとに訪れるという習慣や、自身の人生と地域の変化を重ねて
楽しでいる層がいる可能性がある
・リピーターには、旅行先として繰り返し訪れるだけでなく、食、景色、温泉、季節の花、登山等を、年ごとのルー
ティーンとして楽しみ訪れている人が一定数いる
・自由意見からは、無料・手頃な価格で良い体験ができることに価値を感じる人がいる一方、「安さ」を前面に出し過
ぎると魅力が薄れる可能性がある
・SNSやメディアで情報を収集するのではなく、自分自身で穴場や価値を発見した感覚が重要なのではないか
・何度もリピートして訪れる人は、観光スポットや温泉だけでなく、季節やまち並みの小さな変化、日々異なる景
色、動物、地域の気配なおも価値に成り得る
・高価格帯の宿泊施設を目的に訪れ、食事・温泉・宿での滞在を重視する層について、地域の食材や直売所、地域産
品を知らないまま再訪している可能性がある
想定するペルソナと示唆
★4回目の来訪/宿泊は雲仙温泉/
雲仙の野菜がとても美味しい。地場野菜の販売所があれば…
→雲仙市は直売所が多数あるのにそれを知らないのはなぜか?という点に着目し、下記のペルソナを作成しました。
・関東からの来訪/福岡・佐賀を経由して雲仙市へ/移動はレンタカー
・雲仙の食・温泉・宿を目的に来訪した60代夫婦
・移動中に、次回に来訪につながる「寄りたいスポット」を探している
・代表的な直売所として知られる「タネト」を知らないのはなぜか
→諫早湾干拓堤防道路から雲仙市入り、国見(国道389号線)から雲仙温泉に来ているのではないか
このような感じで、各ペアで様々なペルソナ、仮説を立てました。
いろんな発想、発見があり、とても有意義なワークとなりました。
アイデア・課題の検討
各ペアで出したペルソナを元に、今度はアイデア出しを行いました。
・宿泊客(特に食に関心のある層)へ、地域の直売所、地場野菜、産地直送、オンライン購入等の情報を届ける必要がある。
・特にオンライン購入は、持ち帰るのが難しい旅行者にとても有効
・情報は観光案内所から示すより、宿のスタッフ、飲食店、商店、地域の人から偶然すすめられる形が「自分で見つ
けた」感覚を損なわずに届く可能性がある
・初回訪問者は王道の観光スポットに巡るため、そこにリピーターにつなげるための「ローカル・ディープな情報」
を提供できるような仕組みをつくりたい
・当日参加できる体験の拡充
・図書館、本屋、タクシー運転手からも観光情報を収集する層がいるため、それらにもパンフレットやマップなどの
情報を設置する価値がある
・雲仙市はバイク乗り(ライダー)も多いため、おすすめの走行ルート、駐車場所、ライダー同士で写真が撮れる場
所、立ち寄りやすい飲食店(店主もバイク好きだとなお良し)などの情報も発信するのはどうか
→SNS等で情報を発信してくれる可能性がある
・自由意見の中で、「買いたいと思える土産物がない」という意見があったため、空港や駅でも買える商品ではなく、
雲仙・島原半島でしか購入できない地域性・独自性のある商品の見せ方を再検討する必要がある
・高価格帯の宿泊施設では、単なる売店商品としてではなく、地域の背景や作り手とともに紹介する方が、より購入
意欲につながるのではないか
今後の開催について
今回は雲仙市のリピーターについて様々な議論を行いました。
次回は「ファミリー層」をテーマにおき、深掘りしていきたいと考えています。
「参加してみたい!」「興味がある!」という方は、雲仙観光局までお問合せください。
次回の開催もお楽しみに!
一般社団法人雲仙観光局
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