急がれる、人材の募集と育成
現在、観光客に対し雲仙のガイドを行なっている団体は2つ。
雲仙温泉街を中心に、地獄から登山ガイドまで詳しいガイドを行っている団体「雲仙ガイドさるふぁ」。
ノルディックウオーキングをしながら雲仙温泉エリアのガイドを行う「ARUKU mont-unZen(アルクモン ウンゼン)」。
どちらも深刻な人手不足に直面しています。
ノルディックウオーキングのガイド 森祐一郎さんに話を聞きました。
ノルディックウオーキングとは?
ノルディックウオーキングとは、2本のポールを使って関節の負担を軽減しながら、全身の運動効果を最大限に高める健康的なウオーキング。誰にでも無理なくできる運動として世界的に注目されています。
ARUKU mont-unZenは、温泉、食事、自然と健康的に過ごせる雲仙で、運動でもヘルシーを体感してもらおうと、2014年からスタートした取り組みです。
気軽に参加できる体験メニューとして人気
より多くの方に体験いただきたいという想いから、ノルディックウオーキング体験は、毎日受付しています。前日の夜9時までに宿泊施設または雲仙温泉観光協会(~17:00)での予約が必要です。
旅先での朝は、現地の清々しい空気を楽しみたいという方が多いもの。
自然の中はもちろん、観光客はなかなか通らないローカルな路地裏を歩くコースも。
地元ガイドならではの景色が見れて、話が聞けると好評です。
ガイドはほとんどが雲仙在住、深刻な人手不足
30~40代の地元有志で始めたこの取り組み。ARUKU mont-unZenのガイドはそれぞれ本業の傍らで地元への貢献の一環として行っています。
メンバーは全日本ノルディックウォーク連盟公認指導員。個別でのガイドのほか、団体のお客さま向けの講師も担当しています。
一方で、ガイドの人数が不足しているのが実情。仕事とこの活動との両立が難しい場面も出てきています。
ガイド専門の「雲仙ガイドさるふぁ」についても、深刻な人手不足です。
どちらも確実にメンバーを増やし、雲仙温泉として継続的に提供できるメニューにしていくことが求められています。
現在雲仙では、ノルディックウォーキングのみに関わらず、雲仙の魅力を伝えるガイドを育成するための取り組みをしています。
登山アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリを開発・運営する「YAMAP」と連携し、新たなコースを開発。
モニターツアーも実施し、実用化に向けて確実に前へ進んでいます。
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