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今年も!メットライフ生命保険株式会社様とツツジの下草刈りを行いました!

堀口治香

2025年4月19日、「メットライフ財団支援ミヤマキリシマ保全プログラム」の下草刈りが行われ、37名の方が参加してくださいました!

ミヤマキリシマとは

長崎県の花であり、国の天然記念物に指定されている雲仙のミヤマキリシマ。春の雲仙市の山々を彩るピンクの可愛らしいツツジの一種です。九州の高山(標高600m以上)特有のツツジ科の植物で、雲仙市の花であり、池の原群落は国の天然記念物にも指定されています。火山活動が終息し森林化すると生息できない植物といわれています。

雲仙地獄周辺では4月下旬頃から咲き始め、その後、宝原つつじ公園や池の原園地、仁田峠へと広がっていきます。

↑満開の時の宝原つつじ公園の様子。きれいですね!

メットライフ財団支援ミヤマキリシマ保全プログラム

雲仙温泉エリアのミヤマキリシマは、長年地域の人々によって下草刈りなどが定期的に行われ、保護されてきましたが、人口減少や高齢化により担い手が不足しており、その維持・管理が年々難しくなってきています。

「豊かな自然に恵まれた雲仙温泉とその象徴であるミヤマキリシマ群落の絶景を100 年後に生きる子ども達に継承していきたい!」という地域の思いに、メットライフ生命保険株式会社様が共感してくださいました。そして、拠点を置く長崎の為に、そして住む人訪れる人そして未来の為にと、社員とその家族・一般市民への参画を呼び掛けてくださり、2023年より毎年、「メットライフ財団支援ミヤマキリシマ保全プログラム」が発足しております。

プログラム催行にあたっては、公益社団法人日本環境教育フォーラム様、一般ボランティア参加の方々もご協力いただいています。

晴天の日和

↑気持ちのよい晴れの日に、宝原つつじ公園に到着。

↑3つのチームに分かれて、作業開始です。

↑今年の春は少し遅めだそうで、桜もまだ散らずに咲いていました。

ミヤマキリシマの樹にかぶさっている蔦や、ススキなどを一生懸命手作業で取り除きます。

↑before(左)、after(右)です。草刈り機では取り除けないところを丁寧に行います。

↑最後には、チームごとにどれだけ草を刈れたか結果を発表し合いました。

↑集合写真の背後に刈り取ったススキやカズラなどが積まれた草の山が隠れています。

汗をかいた後は、小浜温泉街にあるバー、LionJのマスターが作ったお弁当をいただきました!

↑タケノコや蕨、新玉ねぎなどがふんだんに使われたお弁当!絶品です(左)。マスター自ら配達しに来てくださり、料理紹介をしてくれました!(右)

↑宝原つつじ公園で集合写真をパチリ。

メットライフ生命株式会社の皆様で楽しげにお話にしながら、和気あいあいと草刈りをしている姿が印象的でした。

午前の草刈りを終えた後は、地元より心ばかりのプレゼントが。希望者には、自然ガイドの市来さんによる雲仙地獄ツアーもあり、自然保護に貢献しながら、雲仙温泉街も満喫できる1日となったのではないでしょうか。

より美しいミヤマキリシマを保全するためには春と秋の2期にかけて下草狩りをすると良いといわれています。今秋も企画があるかもしれません。

ご参加いただきました皆さん、本当にありがとうございました!!

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雲仙地獄チャンネル 雲仙温泉観光協会ウェブサイト