「メットライフ財団支援ミヤマキリシマ環境保全プログラム」~秋編~
白濵えりか
2023年の春にも開催されたこちらのプログラム。
今回もメットライフ生命様、公益社団法人日本環境教育フォーラム様ご協力のもと、ミヤマキリシマの下草刈りを行いました。
なぜこのような活動を行っているのか?詳細は前回の投稿をご覧ください。
チームに分かれて作業開始!
作業当日は晴天に恵まれ、ほどよく風も吹き気温はちょうどいい感じ。
さあ早速作業開始!と思いきや、チーム分けをするとの声が。
「え?なんのチーム?」とハテナいっぱいの参加者(・・?
今回の作業はチーム対抗戦。A、B、Cの3チームに分かれて作業を行い、下草の量が一番多かったチームには嬉しい景品が!という大人も子どもも楽しめるゲーム性ある作業となりました。皆さん一気にテンションが上がります。
まずは共に作業をする仲間に挨拶をし、作業開始です。
自然公園財団の方が鎌の使い方などを丁寧に指導してくださいました。
ミヤマキリシマにぐるぐると絡まっているツルやそこら中に生えているススキなどの草をガシガシ刈り取っていきます。
一部の子ども達は、島原半島を中心に活動しているダンサーのマッチ先生と一緒に探検に出かけます!
自然の世界はわくわくがいっぱい。どんな発見があるか楽しみです。
下草刈りは鎌などの道具を使って行いました。子ども達にとっては少し注意が必要なので、大人が刈り取った下草を、子ども達が収集場所まで持っていくという連携プレーで作業しておりました。
小さな体でも刈り取られた大量の草を持ち上げて一生懸命運んでくれました。兄弟姉妹で参加しているところもあり、負けないぞ!という闘争心も垣間見えていました!
どのチームも、ほんの10分くらいでどんどん下草が集まりました。
さて、どのチームが一番多く集められるのか。結果が楽しみです!
ミヤマキリシマには、いろんな雑草が巻き付いていました。この雑草たちをきれいに刈り取ることで、来年の春に美しいミヤマキリシマを見ることができます。
自然を壊すことは簡単ですが、守り続けることはとても大変です。
自然の大切さや、自分たちがこのミヤマキリシマを守ったんだ!という誇らしい気持ちも参加者に芽生えたのではないでしょうか。
来年のミヤマキリシマが咲く時期がますます楽しみになりますね。
木に絡まったツルを取る作業はなかなか大変でした。
ススキも右の写真のように背が高く、一本一本がしっかりしているので、鎌で刈り取るのも一苦労です。
全身草まみれになりながらも、奥の奥まできれいに刈り取ってくださいました。
ちょうどいい気温とはいえ、なかなかの重労働。それでもミヤマキリシマを守るため、来年の春にミヤマキリシマを楽しみに雲仙を訪れてくださる人のため、皆さん熱心に作業をしておりました。
結果発表~!!!どのチームも下草もりもりで甲乙つけがたい・・・
Aチームは成人男性の身長と同じくらの高さまで積み上がりました。Bチームは高さよりも横幅がどどんと長く積まれております。Cチームも負けず劣らず重量はかなりありそうです。
と、いうことで。気になる結果は・・・引き分け!皆さんよく頑張りました!と仲良しな結果となりました。
今回は雲仙温泉名物を景品としてご用意しました。
雲仙の銘菓といえば、温泉水を練りこんだほどよい甘みの「湯せんぺい」。今回は地元民が大好きな湯せんぺいの周りの部分、”ミミ”をご用意。
そしてこちらも温泉水入りのすっきりさわやか「温泉レモネード」。
そしてそして、こちらも各地の温泉成分を配合して作られた「温泉美人」(美容フェイスマスク)。
雲仙らしく温泉尽くしの景品です。
全チーム引き分けということで、どのチームから景品を選ぶかは公平にジャンケンで決めました。
作業が終了したらお待ちかねのランチタイム!
今回は小浜温泉にある小浜温泉ワイナリーさんにお弁当を作っていただきました。
地元の食材を使用した、ちょっと大人なお弁当で、お昼だけど思わずお酒が欲しくなる・・・
ランチタイムが終わったら、片付けをして、自由行動の時間。
温泉に入って疲れを癒すもよし、温泉街でお土産を買うもよし。
今回ガイドとして協力してくださった、TSUDOIゲストハウスのオーナー市来さん。
普段はガイドとしても活躍しており、今回の参加者数名も市来さんの雲仙地獄ガイドに参加しておりました。
なぜ雲仙には地獄があるのか、温泉はどうやってできているのかなど、学びあり、笑いありで楽しくガイドしてくださいました。
下草刈りを行ったことで、来年のミヤマキリシマはきれいに咲いてくれることでしょう!
メットライフ生命の皆さまをはじめ、ご協力いただきました皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです!
日常の生活の中でも、ポイ捨てしない、分別をする、エコバッグを持ち歩くなど、小さいことでも自然環境を意識して生活することができます。
今回参加していただいた皆さまだけでなく、より多くの方が自然を大切にしてくださるよう、これからもこの活動を続けて、発信していきたいですね。