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鹿児島に集結!~モデル観光地記録2~

堀口治香

令和5年度に、雲仙・阿蘇・鹿児島地区は、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業」に選ばれました。「モデル観光地」として3つの地区の力を合わせるべく、打ち合わせが始まっております。その様子を追いかけていこうと思います!

2024年2月6~7日に、鹿児島市内でのエリアワークショップが開催されました。阿蘇、雲仙ではすでに開催され、3つめのエリアワークショップとなります。

1日目 鹿児島エリアワークショップ開始!

南九州新幹線の車窓から見えるのは、桜島です…!

まず向かったのは仙巌園(せんがんえん)。日本の中でも屈指の大名庭園として知られています。薩摩藩島津家の将軍の別邸として使われていた庭園は、江戸時代の面影を色濃く残しています。庭園内には日本でいち早く作られた反射炉の遺構などが現存するなど、貴重な資料を見ることができます。お土産店や薩摩切子の工房もあり、自然から歴史、文化まで鹿児島市の魅力を幅広く体感できる場所です。

↓庭園内で一番のビュースポット。桜島を借景にした壮大な景色です。

↓薩摩切子の工房。職人の技を間近で見ることができます。

↓薩摩切子の作品。インバウンド向けに、自分で削ることができる体験も用意されているそうです。

↓薩摩切子を実際に購入できるショップ(左)、反射炉の遺構(右)

つづいて向かったのは、桜島です。鹿児島港からフェリーに乗って15分程で到着します。

あっという間に迫ってくる桜島。フェリー内で食べられるうどんが名物だそうです。(ただし15分以内に食べきるという前提つき…)

↓フェリーの入口(左)、ぐんぐん迫ってくる桜島(右)

↓夕方からは、地元ガイドさんによる桜島カルチャーナイトツアーに参加しました。

桜島にある神社の秘密や、島ならではの家や道路の特徴を歩きながら学びます。クイズが出たり、目を閉じて体感する時間があったりと様々なアクティビティがありました。最後は、桜島溶岩なぎさ公園で足湯に浸かりながら桜島小みかんのお菓子とハーブティーをいただきました。ツアーで歩いた身体にしみわたる休憩です。辺りはもう直ぐ夜になるところだったので、暗い海に映える町の灯りに包まれながら一息つきました。

↓この日の夜は3エリア合同での懇親会が開かれ、鹿児島名物「くろくま鍋」を囲みながら本日体験した内容について話し合うなど、互いの地域について見聞を深めました。

↓大きな専用の鍋に出汁を注ぎ、黒豚をしゃぶしゃぶします。

↓野菜もふんだんに入ります。レタスに包んで浮かべるのがユニークです。
懇親会の途中、鹿児島市内で唯一町芸者の文化を受け継ぐ住吉社中さんが舞を披露してくださいました。かつて鹿児島の女性は、教養として芸者に入り舞踊などを習うのが一般的だったそうです。洗練されたパフォーマンスと陽気なトークに会場は大変盛り上がりました。

2日目 ワークショップ本番

↓朝、鹿児島市内から見た桜島。直ぐそばで悠然と佇む姿に圧倒され、つい足を止めて眺めてしまいます。

桜島に渡り、会議室にてモデル観光地のプランについて協議しました。これから進めていく事業の全体計画を描くために、午前中をフルに使って真剣な議論がなされました。プランの完成まではいきませんでしたが、何とか道筋をつかめたのではないでしょうか。

頭をひねり、熱い議論を交わして腹ペコの一行は、お昼ご飯を食べに行くことに。

なんでも、これから行くところでは「桜島大根の女神」に会えるそうなのですが…?

↓桜島の雄大な景色を前に佇んでいるのは、桜島大根の女神こと室屋智美さんです。

↓室屋さん家族は、伝統野菜である桜島大根と桜島小みかんを循環型農法で守り続けています。毎年欠かすことなく、鹿児島市内の複数の幼稚園の園児たちに桜島大根の種まきと収穫体験の場を作っているそうです。

早速桜島大根の畑を見せてくださいました。旬の時期はもう直ぐ終わりごろ、花も咲き始めていますが、通常の大根とはあまりにも違う立派な姿に圧倒されます。

畑のそばで「カフェしらはま」を営まれている室屋さん家族。

桜島大根づくしのランチプレートをいただきました。すべての品に桜島大根が使われているという徹底ぶり。動物性の食品を使わず、ベジタリアンの方でも楽しめるランチになっています。特にメインディッシュの大根の唐揚げはニンニク醤油がガツンと効いていて絶品でした。

↓ランチプレートと、大根の葉っぱを使ったカステラです。桜島小みかんを添えて。

お腹がいっぱいになった後は、桜島大根の収穫体験です。大きくて重い桜島大根ですが、コツをつかめばスムーズに抜けます。

↓全身を使って、どっこいしょ!

↓収穫!

↓掘りたての大根は水分をたっぷり含んでぱんぱんの状態なので、少しの衝撃で割れてしまうこともあるそう。桶に水を溜め、藁の枕を敷きながら、赤ちゃんを洗うように丁寧に水洗いします。

桜島大根がここまで大きく立派に育つことができるのは、火山灰特有のきめ細やかで、栄養豊かな土壌の影響が大きいのだそうです。昔からどんな野菜も良く育ち、桜島出身の女性をお嫁さんにもらうと、食べるものには困らないという言葉があるとか。

↓最後は桜島と大根畑を見つめながら、語らいのひと時を過ごしました。

鹿児島の魅力を実感した濃密な2日間でした。

それぞれのエリアワークショップを通じて、お互いの地域の魅力や現状を知ることができています。これから更に魅力が見えてくるはずです。

計画を完成させ、3地区で足並みをそろえて活動をしていきたいと思います!

続報をお楽しみに。

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