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小浜温泉まちづくり 日本を代表するトップランナーが集結!地域と描く新しいまちの形(キックオフ報告 後編)

瀬戸正志

先週に引き続き、7月2日(木)に開催された「小浜温泉まちづくりキックオフミーティング」のご報告(後編)をお届けします。

地域の夢を最新技術で形にする、強力なパートナーたち

このプロジェクトは、地域が主役となり、日本を代表する各専門分野のトップランナーが伴走する体制で進みます。キックオフでは、各社から小浜の課題を解決する具体的なソリューションが提示されました。

空間活用(株式会社IFOO): 温泉街に点在する空き家や廃業した施設を、「陰陽五行」などをコンセプトとした独自の哲学でデザインし、まち全体を一つの宿に見立てた「分散型ホテル」等へと再生する空間プランを検討します。

安心安全(大成建設株式会社・株式会社ゼンリン): 「火山=危険」というイメージを払拭するため、最新のデジタル技術と高精度地図を活用します。土地勘や言葉の通じない外国人観光客も含めた災害時避難シミュレーションを行い、世界基準のデジタル避難誘導インフラを構築します。

次世代交通・エネルギー(川崎重工業株式会社・本田技術研究所): 小浜の未利用温泉熱を活用した発電や、電気自動車を「動く蓄電池」として平時・有事両用で活用するフェーズフリーなエネルギー網の構築、さらに水素やCO2回収などの脱炭素技術の導入可能性を調査します。

体験・送客(九州旅客鉄道株式会社): クルーズトレイン「ななつ星」等で培われた世界基準のおもてなし(接遇)のノウハウを参考に、小浜温泉の体験プログラムや景観を顧客視点でブラッシュアップし、国内外の高付加価値層を惹きつけるための誘客動線を設計します。

資金調達・経済調査(株式会社十八親和銀行などの金融機関・ながさき地域政策研究所): 国の支援制度や地域ファンドなど、多様な資金調達手法を検討します。客観的な経済波及効果を算出し、投資されたお金が地元に循環し続ける「地域資産還流エコシステム」の財務シミュレーションを作成します。

一番大切なのは「地域との対話」。主役はOBAMA RISE!

どんなに大企業が素晴らしい最新技術や構想を持ってきても、地域で日々商売をし、生活をしている皆様の想いとずれてしまっては意味がありません。 キックオフの中で、当観光局から「いきなり実証実験を急いだり、強引に開発を進めたりすることはしない」という強い想いをお伝えしました。あくまで主役は地元であり、また若手経営者である「OBAMA RISE」の皆様です。

皆様の本業を最優先としながら、「この空き家をこう使えば儲かるのでは?」「自分の店とどう掛け合わせるか」というリアルな経営者目線でのアイデア出しをお願いしています。企業の技術と、地元の「稼ぐためのアイデア」を融合させることが成功の鍵です。

これからは、月1回のペースで地域の皆様との実践的なアイデア会議や、「お金とまちづくり」を学ぶ金融機関との勉強会などを重ねていきます。そして、来年1月末には全員が納得できるひとつの「マスタープラン(小浜の未来予想図)」を完成させる予定です。

この連載では、毎月の白熱した会議の様子や各ユニットの調査の裏側を随時お届けしていきます。小浜温泉が未来に向けてどう変わっていくのか、ぜひ一緒に見守ってください!

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