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小浜温泉まちづくり 温泉×最先端テクノロジー!小浜の熱が未来を創る「脱炭素×フェーズフリー」の挑戦

瀬戸正志

現在、私たちは小浜温泉の空き家群を面的に再生し、持続可能な観光まちづくりを目指すマスタープランの策定を進めています。このまちづくりには「脱炭素」と「フェーズフリー(平時・有事両用)」という2つの柱があります。
今回は、2026年7月30日に開催された「次世代交通・エネルギー最適化ユニット」の定例合同ミーティングの様子をレポートします。日本を代表する企業が小浜の課題にどう向き合おうとしているのか、そのリアルな過程を包み隠さずお届けします。

■ 105度の温泉熱と最新技術の掛け合わせ
小浜温泉には日本一の熱量を誇る105度の源泉がありますが、同時にこの豊富な「未利用の温泉排熱」をどう活用するかが長年の課題でした。ここに、トップ企業の技術が掛け合わさります。

川崎重工業株式会社  「温泉熱でCO2を回収」&「海をきれいにする養殖」 空気中からCO2を直接回収する技術には約60度の熱源が必要となりますが、小浜の未利用温泉排熱がその熱源として活用できる可能性が見えてきました。市の排出するCO2と同等量を回収する「真のゼロカーボンシティ」を目指します。また、水を浄化しながら行う陸上養殖システム「港前(MINATOMAE)」技術を活用し、橘湾で深刻な課題となっている赤潮被害の解決を検討します。

株式会社本田技術研究所  「EVはただの車ではなく、動く蓄電池」 電気自動車(EV)を単なるエコな移動手段として終わらせません。平時は再生可能エネルギーで走る観光や住民のシェアモビリティとして活躍し、災害時には避難所や分散型ホテルなどの「非常用電源」となるフェーズフリーなインフラ構築を検討します。市の公用車をEV化し、休日は観光客に貸し出すといったカーシェアリングのアイデアも飛び出しました。

■ 立ちはだかる「湯の花(スケール)」問題
企業の枠を超えた共創へ もちろん、夢のような話ばかりではありません。温泉熱の活用において最大のハードルとなるのが、配管に付着する「湯の花」による詰まりとメンテナンスコストです。 これに対し、ミーティングでは本田技術研究所の桜井さんから「過去のエンジン開発における付着事象の知見や文献から、解決のヒントがないか調査してみる」という心強い提案がありました。モビリティ開発の知見が温泉の配管問題の解決につながるかもしれない。まさに、私たちが目指す「企業間の共創」が生まれようとしています。

■ 最新技術と「当たり前のエコな営み」の融合
まちづくりの主役は、最先端の技術だけではありません。温泉熱を活用して、ボイラーの燃料(重油など)を大幅に減らす環境に優しいエコな営みが存在しています。 高尚なサステナブルを外から持ち込むのではなく、地域に根付く営みを再評価しリブランディングしていくこと。そして、エコな行動をとった旅行者にポイントを付与するなど、皆が「自分事」として楽しめる仕組みを作ることが重要だと考えています。

■ 雲仙の未来へ、共に投資しませんか?
このプロジェクトは、最初から完璧な正解があるわけではありません。課題にぶつかりながらも、企業の最先端テクノロジーと地域住民の想いを結びつけ、全く新しい「自走するまち」の設計図を本気で描いています。
企業や投資家の皆さま、そして移住をご検討の皆さま。私たちは、このようにプロジェクトの「途中」を正直にオープンにし続けます。リスクや課題を隠さず乗り越えていくこの挑戦に共感し、小浜温泉の未来に共に投資・参画していただける仲間を心よりお待ちしております。

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