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小浜温泉まちづくり 地元の職人×専門家が集結!空き家再生とマリンパーク構想

瀬戸正志

9月13日、シロタニ木工さんをはじめ、あいかわ工務店さんや、当事業にかかわっている㈱IFOOさんと㈶ながさき地域政策研究所さん、そして当局にて「小浜の空き家をどう再生するか」「マリンパークや足湯周辺をどう活かすか」について意見交換を行いました。

■ 「空き家」を宿泊だけでなく、クリエイター拠点や商店など多様な場所に
小浜温泉街では「お店を開きたい」という移住相談が年間約80件も寄せられており、商店街の貸出可能な店舗は概ね埋まっている状態です。その一方で、市内全体で約2,500件、小浜役場から2km圏内だけでも約80件もの「活用されていない空き家」が存在しています。
今回の会議では、地元の木工職人さんや大工さんから現場のリアルな物件情報や建物づくりの知見をいただきながら、斜面地や細い路地裏に残る空き家についての活用案を議論しました。
単に観光客向けの「一棟貸しホテル」にするだけでなく、「若いクリエイターが作品をつくるアトリエ・ショールーム」や「地元に根ざした新しい商店」など、多用途で魅力的な空間に生まれ変わらせるアイデアを一緒に検討しています。

■ 先進地に学ぶ!霧島神宮駅周辺の再生事例から探る「路地裏と古民家」の活かし方
会議の中では、空間デザインを担当する㈱IFOOが手掛けた鹿児島県・霧島神宮駅周辺の再生プロジェクト「光来(こうらい)」の成功事例についての共有が行われました。
•  路地裏の古民家を再生し、新しい価値を生み出す: 駅周辺の古民家や路地裏の空間をリノベーションし、地域ならではの食や文化を体験できる拠点へと生まれ変わらせた取り組みです。
•  投資をしっかり回収し、次の街づくりへ再投資する仕組み: ただ綺麗にするだけでなく、収支バランスや投資効果を意識して設計し、生まれた利益を次の街づくりや地域の発展へ循環させる「持続可能なエリアリノベーション」の知見を学びました。この手法を小浜温泉街の路地裏や空き家活用にも応用してまいります。

■ 足湯・マリンパーク周辺を、産直や飲食が集まる魅力的な交流拠点へ!
小浜のシンボルである「ほっとふっと105(足湯)」や「マリンパーク」周辺(約14,000平米)の今後の活用についても、非常に具体的なアイデアが持ち上がりました。
小浜温泉の源泉や橘湾の海の恵みを最大限に活かした「産直や飲食が集まる独自の交流拠点」として再整備する構想です。
•  「食べる・買う・体験する」が集まる賑わい拠点: 蒸し釜や湯釜の利用環境を整えるとともに、地元の新鮮なお魚や野菜が並ぶ直売所、海を眺めながら過ごせるテラスカフェなどを配置し、観光客も地元住民も日常的に集まれる憩いの場を目指します。
•  持続可能な管理・運営に向けた官民連携の検討: 単に一度整備して終わりにするのではなく、末長く地域に愛され、維持・管理が無理なく続けられる仕組みづくりを目指しています。民間事業者や地元関係者、行政が一体となり、エリア全体の価値を高めながら、得られた成果やにぎわいを将来的に小浜の街づくりや地域の暮らしへ循環させていくためのあり方を検討してまいります。

■ 日常の安心と、非常時の安全をあわせて創る
今回の調査事業では、すべての取り組みにおいて「日常の便利や楽しさが、そのまま非常時(災害時)の命を守る備えになる(フェーズフリー)」という考え方を基本としています。
普段から地元の人や観光客が楽しく過ごしている散歩道や広場、モビリティなどが、いざという時の避難路や電源として機能するよう、科学的なデータに基づいて空間をデザインしてまいります。

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